プログラム

ふくい企業価値共創ラボ(福井県立大学)

2025年度研究生募集を開始しました

「ふくい企業価値共創ラボ」プログラムは、大都市圏の中核人材を福井県の未来を担う企業とマッチングし、企業の抱える経営課題の解決に取り組み、地域企業の付加価値の創造と外部中核人材による地域活性化を図る実践型リカレントプログラムです。

県内企業においては、目まぐるしく変化する経済・社会情勢に対応し、安定した雇用環境の創出、ウェルビーイング経営(企業に関わるすべての人の幸福実感)の実現、付加価値づくりの強化など、未来を見据えた変革が求められています。

「ふくい企業価値共創ラボ」プログラムでは、産学官金が連携し、大都市圏の中核人材(専門性やスキル、マネジメント能力を有する人材)を福井県立大学の協力研究員として受入れ、未来に向け変革を進める企業とマッチングを行います。
協力研究員は半年間、福井県に住みながら、福井県立大学のリソースを活用した特色あるリカレント教育を受講し、マッチング先企業での経営課題解決に取り組み、企業および自身の付加価値づくりに挑戦します。

運営団体:福井県立大学 福井県 Fプロジェクト アイコック

● プログラム概要

協力研究員は、週4日は受入企業に伺い経営課題の整理・解決を行い、週1日は大学にてゼミや演習形式のプログラムに参加します。

具体的には、協力研究員としてマッチングされた受入企業においては、経営者等が感じている問題点について自身が中心となって企業のメンバー等とディスカッションや経営資料等の分析を行い、問題の構造的把握を行った上で、取り組むべき課題(短期的課題と長期的課題の整理を含む)を設定し、解決に向けたプラン作成を行います。
課題解決プランについて、受入企業の経営者と大学等で相談を行い、プログラム期間内において取り組む内容を決定し、実行していきます。

大学では、大学教員によるゼミ・講義・演習等を通じて、大学での専門領域や地域に対する新たな学びと、受入企業の経営課題解決に向けた助言・アドバイスなどを受けます。そして、半年後の最終報告会では、受入企業での経営課題解決への取り組み成果を発表していただきます。

また、プログラム終了後は、受入企業との話し合いにより、継続的な協働(正社員雇用、業務委託契約等)につながる可能性もあります。

プログラム概要

●動画説明

●運営体制

運営体制図

●学び・ミッション遂行の流れ

協力研究員は、週4日はマッチング先企業において経営課題の整理・解決を行いながら、週1日は福井県立大学のリカレントプログラム(「地方創生講義」「リスキリング講座」「課題解決演習」)で大学・教員等の知見を活用し、企業の課題解決をはじめ、企業と自身の付加価値づくりに取り組みます。
なお、半年後に開催する最終報告会にて、取り組み成果を発表します。

学びの流れ

● 募集要項

フィールド 未来に向け変革を進める福井県内企業等
福井県:https://www.pref.fukui.lg.jp/
福井県立大学:https://www.fpu.ac.jp/
期間 2025年9月〜2026年2月
ミッション 各受入企業において、下記1〜3に取り組んでいただきます。

1.これまでのキャリア・ビジネスフィールドで培った能力やネットワークを最大限に活用し、地域企業の課題解決に取り組むこと
2.新たな学びと地域での生活を通して、今後の自身のキャリア(ワーク・ライフ)をデザインすること
3.上記1.と2.のために福井県立大学のリカレントプログラムに参画すること

求められる人物像 ・特定の専門性を有しながら、新たなチャレンジと学びをとおして、自らの成長を望む人
・そのチャレンジの場所や機会として当地域に可能性を見出している人
・クロスアポイントメントや兼業・多地域居住など地方での新たな働き方の創出を志向する人
活動資金 研究費や日常生活支援として、参画企業より30万/月(税別・計180万円)を支給
(各企業での活動においては個別に調整)
応募期間 〜2025年7月21日(月)
応募条件 プログラム期間中(2025年9月〜2026年2月)において

1. 週5日間、当地域において下記の活動ができること
1) 週4日、福井県内企業等で勤務が可能であること
2) 週1日、福井県立大学キャンパス等でゼミ参加が可能であること
※交通費・宿泊費・飲食費は自己負担

2. プログラム期間中における住居、交通手段は自身で確保・手配すること
(詳細は参画企業との決定後の調整となります。事務局での相談も可能です。)

※ 年齢制限はありません。
※ プログラム期間中に事務局やメディアより撮影・取材等の可能性があります。

応募後の流れ 1.応募後、事務局より今後の選考の進め方をメールでご連絡いたします。

2.応募内容と参画企業での研究テーマを照合し、該当者にはメールや電話で連絡いたします。

3.事務局との面談後、参画企業との面談に進まれる方には再度ご案内いたします。

4.企業との面談後、双方が合意に至った場合、正式に研究員として参画が確定します。

5.面談はオンライン(Zoom)または電話にて実施。企業面談が現地の場合、交通費は後日精算されます。

● 参加企業(随時更新中)

岸田産業株式会社
企業HP_URL https://kishida-sg.com/
業種 卸売業・小売業
ミッションテーマ 継続的事業拡大のための社内システム再構築
ミッション背景 防災用品を主軸とする当社の事業は、近年、企業間取引、ECを通じて急成長しております。一方で、必要に応じて、場当たり的に導入した、各業務のシステムが個別に運用されており、情報の分断や連携を欠き、全体としてパフォーマンスを低下させてしまうことになりました。結果、業務効率や意思決定に支障が出ています。
拡大する国内の売り上げへの対応、将来的な海外展開も視野に入れると、属人的な運用から脱却し、仕組みで支える体制へと転換する必要があります。そのため、第三者視点での現状の整理と戦略的な支援を求めています。研究員の参画により、持続可能な成長に向けた土台を共に築きたいと考えています。

 

株式会社TAS
企業HP_URL https://www.tasnet.co.jp/
業種 建設業、IT関連事業、商事業
ミッションテーマ ① 配管工事の設計人材の育成
② 品質管理体制づくり
ミッション背景 当社は大型プラント関連の工事を主力とする企業であり、 近年、 顧客からの配管工事に関する依頼が増加傾向にあります。これを安定的に請け負い、質の高い施工を維持するには、社内に設計機能を持つことが不可欠です。 しかし現在、 当社には①配管設計、②品質管理を担える人材がおらず、外注に依存している状況です。 本エントリーは、 配管設計に関する技術基盤の確立と、それに対応可能な人材確保を通じて、 顧客からの信頼に応えうる体制を構築したいという強い思いから行うものです。

 

株式会社越前水産
企業HP_URL https://echizentamuraya-fukui.com/
業種 製造・卸売
ミッションテーマ 新規顧客獲得及び新商品開発の強化
ミッション背景 当社は代表取締役社長の交代に伴い、新たな経営体制のもと、営業活動や商品企画の体制を再構築していく段階にあります。また、OEM・小売・商品販売において、取引先の状況に左右されやすい状況です。
今後はこの構造を見直し、新規取引先の開拓を通じて、安定した収益基盤の構築を目指す必要があります。

 

黒龍酒造株式会社
企業HP_URL https://www.kokuryu.co.jp/
業種 製造業
ミッションテーマ 海外輸出業務のノウハウ向上、推進戦略の策定、担当人材の育成
ミッション背景 当社は国内では一定の認知度と競争力を確立出来つつある状況ですが、海外展開については未だ本腰を入れた取り組みにまでは至っていない現状であり、収益面において更なる拡大余地があると考える状況です。
また、現地バイヤーや代理店との交渉力強化、各国市場の理解促進、ブランド認知の向上、今後の事業展開を構想するなかで、輸出業務を自律的かつ継続的に推進するための社内体制再整備を検討しています。
そのため、第三者の視点により現状を整理し、戦略的な輸出推進体制の構築と、実務を担う人材の育成を行いたいと考えています。
明和工業株式会社
企業HP_URL https://www.meiwakougyo.co.jp/
業種 建設業
ミッションテーマ 社内教育制度の構築と定着
ミッション背景 当社は法面専業者として45年以上の経験と知識があるものの、今後の企業の発展には人材採用・育成の体制強化が不可欠です。
自社独自の教育制度に取り組んでいますが、社員一人ひとりの習熟度やニーズに十分対応しきれず、活用が定着しないままになっているのが現状です。
将来にわたり安定した組織運営を実現するためにも、教育制度の再構築を行いたい。
北陸化工株式会社
企業HP_URL http://www.hokurikukako.ecnet.jp/
業種 染色整理業
ミッションテーマ 品質改善に向けた業務の見直しと再現性向上のための装置導入・仕組みの構築
ミッション背景 当社では品質向上を経営の重要課題と位置付けており、これまで人の技能に頼っていた工程の安定性に課題を感じている。今後、安定した品質を維持・向上させていくためには、属人化している作業や判断基準を見直し、再現性の高い業務フローの構築、及び、品質意識の醸成と現場主体の改善文化の定着が必要と考えている。
株式会社美浜共同商事
企業HP_URL https://kyodosyoji.com/
業種 サービス販売業
ミッションテーマ 新たな事業の柱としてバイオマス窯の事業展開、及び新規事業の立ち上げ
ミッション背景 当社は地方自治体、原子力発電事業者、地元企業等に貢献しながら地域発展を目指して事業を進めてきたが、近年では原子力発電所の廃炉が進み事業環境が厳しくなってきている。この状況を打開しようと2019年よりバイオマス発電事業に取り組んでいる。他には書類のPDFデータ化業務の受注も開始している。従来の事業だけでは企業としての成長が難しいと考えていることから新規事業の構想も出てきている。
株式会社辻広組
企業HP_URL https://tsujihiro-gumi.jp/
業種 建設業
ミッションテーマ 社員教育制度の確立
ミッション背景 人材制度として、新卒に対する内定者研修や新人研修のプログラムは準備しているが、既存社員に対する教育制度(階層別教育制度など)が整っていない。
ベテラン社員による若手社員の指導は現場経験を基本としているが、明確な指導計画やマニュアルはない。
こうした背景から、今後は全社員を対象とした一貫性のある教育制度の確立を図り、継続的な人材育成を可能とする環境づくりを進めていく。
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