プログラム
ふくい企業価値共創ラボ(福井県立大学)
「ふくい企業価値共創ラボ」プログラムは、大都市圏の中核人材を福井県の未来を担う企業とマッチングし、企業の抱える経営課題の解決に取り組み、地域企業の付加価値の創造と外部中核人材による地域活性化を図る実践型リカレントプログラムです。
県内企業においては、目まぐるしく変化する経済・社会情勢に対応し、安定した雇用環境の創出、ウェルビーイング経営(企業に関わるすべての人の幸福実感)の実現、付加価値づくりの強化など、未来を見据えた変革が求められています。
「ふくい企業価値共創ラボ」プログラムでは、産学官金が連携し、大都市圏の中核人材(専門性やスキル、マネジメント能力を有する人材)を福井県立大学の協力研究員として受入れ、未来に向け変革を進める企業とマッチングを行います。
協力研究員は半年間、福井県に住みながら、福井県立大学のリソースを活用した特色あるリカレント教育を受講し、マッチング先企業での経営課題解決に取り組み、企業および自身の付加価値づくりに挑戦します。
運営団体:福井県立大学 福井県 Fプロジェクト アイコック
● プログラム概要
協力研究員は、週4日は受入企業に伺い経営課題の整理・解決を行い、週1日は大学にてゼミや演習形式のプログラムに参加します。
具体的には、協力研究員としてマッチングされた受入企業においては、経営者等が感じている問題点について自身が中心となって企業のメンバー等とディスカッションや経営資料等の分析を行い、問題の構造的把握を行った上で、取り組むべき課題(短期的課題と長期的課題の整理を含む)を設定し、解決に向けたプラン作成を行います。
課題解決プランについて、受入企業の経営者と大学等で相談を行い、プログラム期間内において取り組む内容を決定し、実行していきます。
大学では、大学教員によるゼミ・講義・演習等を通じて、大学での専門領域や地域に対する新たな学びと、受入企業の経営課題解決に向けた助言・アドバイスなどを受けます。そして、半年後の最終報告会では、受入企業での経営課題解決への取り組み成果を発表していただきます。
また、プログラム終了後は、受入企業との話し合いにより、継続的な協働(正社員雇用、業務委託契約等)につながる可能性もあります。
●動画説明
●運営体制
●学び・ミッション遂行の流れ
協力研究員は、週4日はマッチング先企業において経営課題の整理・解決を行いながら、週1日は福井県立大学のリカレントプログラム(「地方創生講義」「リスキリング講座」「課題解決演習」)で大学・教員等の知見を活用し、企業の課題解決をはじめ、企業と自身の付加価値づくりに取り組みます。
なお、半年後に開催する最終報告会にて、取り組み成果を発表します。
● 募集要項
フィールド |
未来に向け変革を進める福井県内企業等 福井県:https://www.pref.fukui.lg.jp/ 福井県立大学:https://www.fpu.ac.jp/ |
期間 |
2024年9月〜2025年2月 |
ミッション | 各受入企業において、下記1〜3に取り組んでいただきます。
1.これまでのキャリア・ビジネスフィールドで培った能力やネットワークを最大限に活用し、地域企業の課題解決に取り組むこと 2.新たな学びと地域での生活を通して、今後の自身のキャリア(ワーク・ライフ)をデザインすること 3.上記1.と2.のために福井県立大学のリカレントプログラムに参画すること |
求められる人物像 | ・特定の専門性を有しながら、新たなチャレンジと学びをとおして、自らの成長を望む人
・そのチャレンジの場所や機会として当地域に可能性を見出している人 ・クロスアポイントメントや兼業・多地域居住など地方での新たな働き方の創出を志向する人 |
活動資金 | 研究費や日常生活支援として、参画企業より30万/月(税別・計180万円)を支給 (各企業での活動においては個別に調整) |
応募期間 | 〜2024年7月28日(日) |
応募条件 | プログラム期間中(2024年9月〜2025年2月)において
1. 週5日間、当地域において下記の活動ができること 1) 週4日、福井県内企業等で勤務が可能であること 2) 週1日、福井県立大学キャンパス等でゼミ参加が可能であること
2. プログラム期間中における、住居、交通手段は自身で確保・手配すること
※ 当プログラムは応募にあたり、年齢制限等はございません。 ※プログラム期間中に、事務局やマスコミ・メディアより撮影・取材等を予定しております。研究員の写真・映像等に映り込む可能性がございます。予めご了承ください。 |
応募後の流れ | 1.応募後、はたらきまなびRegional事務局(プログラム事務局から募集業務を委託)より、今後の選考の進め方等について、メールにてご連絡を差し上げます。
2.記載いただいた応募内容と参画企業での研究テーマに照合し、該当する方に対し、随時、プログラム事務局から、記載いただいた連絡先にメール、電話にてご連絡を差し上げます。
3.プログラム事務局との面談後、参画企業との面談に進まれる方には再度、プログラム事務局からご案内をいたします。(参画企業との面談に進まれない場合もございます)
4.参画企業との面談後、双方が合意されますと本プログラムの研究員としての参画が確定します。(面談によってお見送りとなる場合もございます)
5.プログラム事務局との面談は、オンライン(ZOOM)もしくは電話で行う予定です。参画企業との面談においては、福井県内で行う場合、交通費は参画企業より後清算されます。 |
● 参加企業(随時更新中)
株式会社吉田機工 |
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企業HP_URL | https://www.yoshida-kikou.co.jp/ |
業種 | 金属製品加工 |
ミッションテーマ① | 持続的な「幸せづくり」を目指した生産体制の強化 |
ミッション背景① | 当社は大物の金属製品の溶接と機械加工を得意としており、機械加工に関しては大型のマシニングセンタを用いて切削加工や穴あけ加工を行っています。 マシンを操作するためのプログラムの入力作業は、各設備担当のオペレーターが現場で図面を見ながら手入力していますが、そのためオペレーターの能力・スキルへの依存度が高く、また設備や仕事が属人化しやすく、プログラム入力ミスによる加工トラブルも減少していない状況にあります。 この状況を改善するために、当社は2021年NCプログラム課を立ち上げ、CAD/CAMを選定・導入し、専任の社員を配置し、これまで各作業者が行ってきたプログラム作成の業務を、NCプログラム課が担っていくという新たな生産体制を目指しました。 ただ、狙った成果を得られていないのが現状です。 |
ミッションテーマ② | 人材確保に向けた戦略策定と人材定着に向けた企業ブランディングの確立 |
ミッション背景② | 新卒採用活動において学生がSNSから情報を得る流れが大きくなっていることを実感しており、当社もその必要性を感じてはいるが、闇雲に発信してもマイナスブランディングになりかねないと具体的な活動に至っていないのが現状です。 当社の技術を持続的に継承していくためには、若手・中堅人材を確保するための「採用」・「定着」・「育成」をどのように図るべきか、具体的な戦略を策定する必要があります。 |
株式会社岡本ペンキ店 |
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企業HP_URL | https://www.okapain.co.jp/ |
業種 | 塗装工事業 |
ミッションテーマ | 新時代のマーケティングで、技術と塗装と自社ブランドをアピール |
ミッション背景 | 弊社は2017年に戸建塗替FCであるプロタイムズに加盟し、FC本部の助言も得ながら様々なマーケティングに対する取り組みを実施してきた。しかしながらSNSをはじめとするマーケティング媒体の変化は早く、その対応に追われるのみで「この地域で本当に効果的なマーケティング」が出来ていないと感じている。 私の考える「この地域で本当に効果的なマーケティング」とは、塗装の効果を知ってもらい、多くの塗料の魅力を知ってもらい、DIYも含めて塗装の技術を知ってもらい、岡本ペンキ店を知ってもらう。 そうすることで、営業的なマーケティングのみならず、採用にも通ずるマーケティング、そして既存社員が誇りを感じることが出来るブランドを目指す。 |
株式会社アイビス高島 |
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企業HP_URL | https://www.ibis-takashima.co.jp/ |
業種 | 製造業 |
ミッションテーマ | 従業員ファーストを継続していくための業務プロセスの改革(生産性向上) |
ミッション背景 | 弊社は、お客様が求めることはできる限り実現させる。という考えのもと、一般的に高級品と呼ばれる他社では簡単に製造できないような付加価値の高い製品を製造している。 これらの製品の製造工程の多くの部分は機械化が難しく、職人の手によるものが多いこと。また、誰にでもできるものではないことから一部の職人にかかる負荷が大きい。また、業務プロセスの管理についても一部の管理者に偏りが生じている。 以上のことから、受注製品を納期通りに生産するための生産管理システム作りと、一部の部署・人にかかっている負荷の低減、業務プロセスの改善・改革が急務となっている。生産性の向上を図ることで、働き方改革を進め、従業員ファーストを継続していきたい。 |
社会福祉法人一乗谷友愛会 |
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企業HP_URL | http://www.asakuraen.jp/ |
業種 | 福祉 |
ミッションテーマ | 介護現場及び事務全体における生産性向上を目的とした業務改善・組織体制の再構築 |
ミッション背景 | 国内が人手不足の中、介護業界においても2040年には全国で69万人の介護職員が不足する状況です。介護サービス需要の増加への対応や介護人材の確保が喫緊の課題となっており、サービス提供の存続にも関わる重要な問題でもあります。 こうした状況を踏まえ、介護現場の生産性向上の取組を通じた職場環境改善、生産性向上に資する介護ロボット・ICTの更なる導入を戦略的に図りたいと考えています。 |
ユニフォームネクスト株式会社 |
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企業HP_URL | https://www.uniformnext.com/ |
業種 | 小売業 |
ミッションテーマ | 250億円の売上目標達成のための人材採用強化 |
ミッション背景 | 業界シェア1位を更に拡大し、時価総額250億円を目指すため、新卒・キャリア採用の強化が課題。新社屋建築、人事専属担当を設けることで、5年程度は労働市場へのアピールが出来ていたが、売り手市場が加熱するなか、新卒では特に総合職の採用をもう少し底上げしたい状況。新卒インターン設計から早期囲い込み、採用後の教育プランなどの再設計が急務となっている。 |
田中忠株式会社 |
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企業HP_URL | https://tanaka-chu.com/ |
業種 | 合繊織物製造業 |
ミッションテーマ | 「世界の合繊産地」として次世代の経営を見据えた経営基盤強化 |
ミッション背景 | 大量生産から少ロット多品種への転換を進め、顧客ニーズに応える付加価値の高い製品の生産を行って参りました。また、一貫生産体制の強化を図り品質管理や納期管理の効率化し市場の信頼確保と拡大を行ってきました。 そのような中でコロナ禍による衣料品の需要低迷、コロナ禍後の原価高騰等の影響、さらには環境配慮型商品への急速な顧客ニーズの高まり等、大きな転嫁機にあります。 繊維産地福井において創業110年の歴史の中で培った技術、人財を武器に外部環境の変化に順応しているよう経営基盤強化を更に図り、持続可能な成長を続けていきたいと考えております。 そのためには、幾重にもなる製造工程ごとの原価管理が必要と考えており、その分野のエキスパートと協業することで、正確な原価把握を行い、根拠づけされた価格交渉を行いたいです。 |
株式会社東谷自動車商会 |
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企業HP_URL | https://azumaya-p.co.jp/ |
業種 | 自動車補修部品関連卸売業、部品商 |
ミッションテーマ | 企業価値の向上 ~従業員の能力向上のための組織風土活性化~ |
ミッション背景 | 当社において、一人一人の能力向上を取り組む上で、時代に即した労務体制(特に休日数、ジョブ型の給与構造など)やモチベーションの維持や向上の手法構築といった切り口の課題があります。 その課題を解決するために社内向けや社外向けに活動を定期的に発信することにより、会社の向っている方向性の把握やその中での自分の動き方や立ち位置の認知を深めることにより更なる能力向上が図れると考え、第一段階として主に社内向けにHPに様々な活動をアップできるようにしました。 これにより、一定の効果は得られました。次の段階は、目まぐるしく変化する時代の動きに会社方針をアジャストしていきますが、その都度の戦略会議などでは社内に肌間隔を浸透させるスピードが遅く感じているので、HPなどのITツールを駆使し、よりスピーディーに対応できる組織にしたいと思っている。 |