「山梨県立大学 研究員(産学連携)」の委嘱を受けた研究員は、週4日経営課題の整理・分析・解決を行うために参画企業に入り、週1日は本学にて課題解決に向けた専門知識を座学・ゼミ形式等で学びます。研究期間は、2025年12月~2026年2月の3か月間です。
具体的には、研究員は参画企業の経営課題について自身が中心となって整理・分析し、解決に向けたプランを作成します。研究活動は、企業経営者とのディスカッションや大学教員によるゼミ等を通じて大学の専門研究や先端知識を学びながら、研究期間終了時に行う成果報告会で参画企業の課題解決への取り組み成果を発表します。
プログラム終了後は、研究員と企業の双方の意向により、正社員雇用や業務委託契約等につながる可能性があります。また、参画企業にとりましては、本プログラムを通じて社員の成長や学びへの意欲高揚、経営に対する変革意識の活性化などのメリットが期待できます。
プログラム
やまなしデュアルキャリア・ラボ
(山梨県立大学)
やまなしデュアルキャリア・ラボ
YAMANASHI DUAL CAREER LAB
~ 企業成長を加速するプロフェッショナル連携 ~
2025年度 研究員募集は終了しました
山梨県立大学では、都市圏で働く中核人材に本学の研究員を委嘱した上で、山梨県の未来をリードする地域企業とマッチングし、企業の経営課題について整理・分析し、大学の専門知識を学びながら解決に向けた取り組みを実践することで、参画企業の持続可能な発展、並びに地方創生・地域活性化につなげる「やまなしデュアルキャリア・ラボ~企業成長を加速するプロフェッショナル連携~」(域外人材活用プロジェクト)をスタートします。
● プログラム概要

●スケジュール

● 募集要項
フィールド | 山梨県の未来をリードする県内企業 |
期間 | 2025年12月~2026年2月 |
ミッション | 山梨県内において、下記1〜3に取り組んでいただきます。
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求められる人物像 |
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活動資金 | 期間中、研究費や日常生活支援として、30万/月(税別・計90万円)が支給されます |
応募期間 | 2025年9月19日(金)〜 2025年10月14日(火) |
応募条件 | 1.プログラム期間中(2025年12月~2026年2月)において週5日間、当地域において下記の活動ができること
2.期間中における住居・交通手段は自身で確保・手配すること 3.エントリー企業のミッションテーマへ寄与する経験を有すること ※当プログラムは応募にあたり、年齢制限等はございません。 |
応募後の流れ |
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● 参加企業(随時更新中)
株式会社オキサイド |
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企業HP_URL | https://www.opt-oxide.com/ |
業種 | 製造業 |
ミッションテーマ |
社員のエンゲージメント向上のためのインナーブランディング施策の推進 |
ミッション背景 |
当社は、創業25周年を迎えた今、社員エンゲージメントの向上や、部門横断的な施策の見直しを進め、さらなる企業価値の向上に取り組んでおります。現状では、次世代を担う若手社員への教育や成長機会の提供は十分とは言えず、課題として認識しています。今後は、事業部単位での技術伝承に加え、全社的にコミュニケーションスキルの向上を図り、着実なステップアップを目指しています。そのための一方策として、総務部門を中心に、社内のインナーブランディング活動(媒体の整備や枠組みの構築)に着手したいと考えており、専門家に様々なアドバイスをいただきたいと思っています。 ※「木曜日当社勤務、金曜日大学出席」を基本とし、月~水曜日の当社勤務形態については個別相談させていただきます。 |
株式会社加藤電器製作所 |
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企業HP_URL | https://www.kdg.co.jp/katoh/ |
業種 | 半導体、電子部品製造 |
ミッションテーマ |
購買部門のシステム化により生産性の向上を図る |
ミッション背景 |
購買部門の業務の棚卸を進め、システム化による生産性向上を図っていきたい。 また、本システム化はグループ全体の稟議書等のペーパーレス化にも寄与し製造部門の生産性向上にもつながるため喫緊の課題となっている。 |
旭陽電気株式会社 |
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企業HP_URL | https://www.kyokuyo-e.co.jp/ |
業種 | 電子部品製造、EMS、社会インフラ事業 |
ミッションテーマ |
社員福利厚生、地域貢献としての「社員寮、宿泊施設、温泉施設」の複合施設開業に向けた事業計画の策定 |
ミッション背景 |
当社のWELL LABO事業の一貫として、社員と地域を幸せにするために、地域に開いた社員寮兼宿泊施設兼温泉施設の開業を会社として現在計画中である。この背景には、自社の従業員寮がないこと、これに加えて、地域に廃業した温泉・ホテルがあること、地域に宿泊施設が少ないことがあり、地域資産の活用と共に、自社問題の解決と、地域問題の解決を図り、社員も地域住民も幸せになる機会を増やすことを目指しています。 WELL LABO事業紹介ページ |
山陽精工株式会社 |
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企業HP_URL | https://sanyoseiko.co.jp/ |
業種 | 業務用機械器具製造業 |
ミッションテーマ |
DX・AI導入による生産性向上と情報セキュリティ体制の強化 |
ミッション背景 |
製造業受託のために生産性や品質の向上、さらには情報セキュリティ体制の整備が急務となっています。当社の強みである精密加工技術を維持・発展させるためには、人のスキルに依存している部分をDX・AIで補い、次世代に継承する仕組みを構築する必要があります。また、情報セキュリティの遅れは、顧客からの信頼性低下に直結するため、事業継続のためにも専門家の知見が不可欠です。 |